2012年7月14日
先々週のある出来事を時々に思い出すと失笑しますので、書くことにします。
あの日、朝出社しパソコンの電源を入れてまもなく、ある団地の管理担当がやってきた。上階中国人居住者のトイレから下階の日本人の部屋に水漏れたというクレームの対応として、通訳をつれて現場へ行くと。
そして一緒に現場に着き、上下階部屋の状況確認、上階トイレの修理業者手配、修理代負担者確定(トイレのタンクを壊してしまった上階居住者)等を済ませた。
最後に、上階中国人を連れて下階日本人にお詫びと賠償の話し合いを手伝うことに。
下階アパートにも上階と同じ老夫婦二人だけ。意外なことに旦那さんは優しくて怒っている気配なかった。畳と布団が少し汚れただけで、タンクからの水ならば汚れ水じゃないから、清掃や洗濯すれば済むから賠償金なんか要らないと言っていた。
そう言いながら家事をやっている奥さんの意見を聞いた。そして何もなかったことにするのかと奥さんの小さい話し声が聞こえた。
担当と通訳の私とも奥さんがやはり賠償金を、そんなに高い金額じゃなく、1万円とか何千円とか請求するのではないかと思った。
金額を聞いてみると、200円と言われた。担当と通訳の私とも自分の耳を疑い、再度確認したら、確かに200円と言われた。
上階の中国人に通訳すると、彼も耳を疑いながら500円玉を出した。旦那さんはお釣りを出すと言うが、絶対にやめてと上階の中国人に言われた…
会社へ帰る途中、担当と私とも、200円の賠償金の話をして大笑いした。